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今年の夏、小学校の時家族で海水浴へ行って以来、20年ぶりに海に行きました。
20代の時は交替制の仕事をずっとしてたので、休日は体を休めるため寝てました。また、周りに海のないところで働いていたのと、一緒に行く人がいなかったので、テレビで「何時の日か僕もいけたらいいな」と思いながら海水浴で楽しんでいる人たちを見てました。
しかし、30歳を過ぎニートになり、時間をもてあまし、今年の夏に海水浴に行くことにしました。
友達がいない僕は独りで行きました。海へ行き僕は場違いを感じました。なぜなら、独りで海へ来ているのは僕だけだったからです。それでも、せっかく来たのだからせめて、楽しんでいる人たちを見ながら恋人と来てるのだと空想し、雰囲気を味わうことにしました。
高校〜31歳まで卒業写真を除いて写真を撮ったことがありませんでしたが、ニートになり実家に帰った時、家にデジタルカメラがあったので散歩に行く時、デジタルカメラを持って出かけてます。運動不足を補うため1日に1時間散歩してます。
海水浴にもデジタルカメラを持って行きました。
僕はいろいろな風景を撮っています。海でもいろいろ撮ってました。そんな時、監視員から声をかけられたのです。
「誰と来ているのですか?」
「僕独りで来ました」
「独り?・・・先から何を撮っているのか?」
「風景です」
「盗撮じゃないの?ちょっと来てくれ」
そして、部屋へ連れて行かれデジタルカメラの中身をみられました。
「だからいったでしょ。盗撮なんてしていないでしょ」
「確かにしてなかった。けど、他の人が迷惑するんだ。写真はやめろ」
「僕の他にも撮影してる人がいるのにですか」
「他の人はグループで来て、その中で写真を撮っているんだ。君は独りだろ。他の人が君の行為を嫌がるんだ。だいたいなんで独りで来たんだ。職場の同僚とかとくればいいだろ」
「ニートです」
「ニート?お前ニートか。はじめて見たよ。とにかく撮影はやめろ。それが嫌なら帰ってくれ」
監視員は馬鹿にしながら僕にしゃべってました。僕は蔑んだ目に耐えれなくなり海を後にしました。
ニートは夏の海を楽しむことすら許されないのだ。ニートでなくとも独りで来ていれば同じだっただろうけど。
僕はこんな32歳の夏を過ごしました。
他の行楽地でも場違いを感じました。行楽地で人ごみの中にいるのは苦痛でしかないが、行く途中の列車や駅の中での人ごみは心地よいです。都会の人ごみの中を歩くのも心地よいです。なぜなら、目的は違えど、独りで歩いている人が多いからです。
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